ドルトムントのコロンビア代表FWアドリアン・ラモス(28)が、運転免許証の筆記試験で「替え玉」を送った。15日付の独紙ビルトが報じた。

 ラモスはコロンビアでの運転免許証は持っていたが、ドイツで運転するには書き換えが必要で、筆記と実技試験を受ける必要がある。

 黒人のラモスだが、免許証の書き換えの会場に現れたのは、白人で、同選手の代理人だったという。その時は誰も気づかなかったが、後日、ある職員が試験と同時刻にラモスが当時在籍していたヘルタの記者会見に臨んでいたことに気づき、調査した。

 試験を担当した職員は「テストを受けたのは褐色の肌の男性ではなかった」と話しており、通報に至ったという。

 この件でラモスには3万ユーロ(約420万円)の罰金が科せられた。同選手の弁護人は「ラモス氏がこの罰金を支払えば問題は解決する」とコメント。罰金だけで、減点をされることはないという。