ACミランのフィリッポ・インザギ監督(41)が22日、ミラノダービーを控え会見した。

 初の日本人対決実現の可能性がある23日(日本時間24日)の大一番を前に、記者の質問に答えた。

 日本代表FW本田圭佑(28)の起用については「まだ分からない」とした。

 会見の前に、クラブ公式番組ミランチャンネルのインタビューに応じ、本田について「本田は2試合代表戦に出て疲れて帰ってくると思っていたが、完璧に疲れはとれているようにみえる。しかし、我々には7人のFWがいる。これからの練習を見て、いいプレーができることが保証できる選手を先発で出すように決めていく。とにかく本田のコンディションはいい」と答えた。

 記者会見では次のように答えた。

 「ダービーはただ試合をするのではなく勝たなければならない」

 「モントリーボはけがから復帰しベンチに入る。これは非常にうれしいことだ。彼はキャプテンだし、試合に出る、出ないは別として、大きな力をチームに与えてくれるだろう」

 「この2日間で4-2-4(4-2-3-1)を向上させたし、4-3-3は前から使用しているので、今日の午後の練習を見てからシステムを決める」

 特に、本田とインテルミラノDF長友佑都(28)との“日本人ダービー”について聞かれると「ご存じのとおり、私はまだ日本ととてもいい関係にあると思っている。まるで私がまだプレーしているかのように、日本人のファンが練習場の外で私を待っていてくれて、私のユニホームにサインを頼まれたりすることもある。

 2003年には横浜での試合に私の母を呼び、私がいかにファンに歓迎されているかを見せてもいる。日本人ファンも明日いいダービーが観られることを願っているだろうし、ミランファンと日本人ファンに喜んでもらえるような試合をしたい」と答えた。

 長友については「個人的には知らないが、とてもいい選手だ。ピッチ外では本田のように振る舞っているのだろう」と口にした。