元イングランド代表のスターMFポール・ガスコイン氏(41)が16日、英スカイニュースのインタビューで衝撃の事実を告白した。アルコール依存症に苦しんでいた昨年9月、リハビリ中に「何度か心臓が止まった」と明かした。当時、英国では「ガスコイン死亡」の誤報が流れ、警察に数百件の問い合わせが殺到。警察は「根拠のないうわさ」としたが、その裏では3度に及ぶ救急甦生(そせい)が繰り返されていた。

 また、自殺を試みたことも明かし「睡眠薬と酒を飲んで風呂につかり、姉に電話をした。意識がもうろうとしてきたところで6人くらいの警官がドアをぶち破って入ってきた」。4カ月前まではアルコール度数9%の缶ビールを「1日30本飲んでいた」が、現在は禁酒生活を貫いている。近くで誰かが酒を飲んでいても「手の震えが止まらなくて、人にスプーンで飲ませてもらった最後の酒を思い出すことでブレーキをかけられる」とも明かした。(春日洋平通信員)

 [2009年3月18日7時10分

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