レアル・カカ誕生5万人の前で「8」披露
Rマドリードに移籍したブラジル代表MFカカ(27)が6月30日(日本時間1日)、マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで入団会見を行った。会場に集まった約5万人の前に、新たに決まった背番号8のユニホーム姿で登場した。同じスター選手で、今季から加入したMFクリスティアーノ・ロナウド(24)には移籍金、年俸とも大幅に下回る契約で注目されていたが、「ねたみはない」と大人の対応で新天地での活躍を誓った。
背番号8の真新しいユニホームに身を包んだカカが、本拠地のピッチをのぞき込んで驚きの表情を見せた。開場の2時間前から列をつくったサポーターは、まるで試合中のような雰囲気で「カカ」コールを続けていた。大歓声の中、9つの欧州カップ戦優勝杯が並ぶステージに立つと「多くの勝利、タイトルを勝ち取ることでクラブの歴史に名前を刻みたい」と新天地での活躍を誓った。
クラブはショーアップされた入団発表で熱意を示してくれた。それでも、同時期に移籍加入が決まったライバルのC・ロナウドに比べ、移籍金で2800万ユーロ(約37億8000万円)、年俸で500万ユーロ(約6億7500万円)も下回った。これまでの活躍や、同じようにバロンドールを獲得し、FIFA世界最優秀選手に選ばれた実績からは納得しがたい数字だ。
記者会見でもC・ロナウドについての質問が集中したが「我々は成熟した選手でねたみはない。彼とプレーすることは誇り。お互いのことを理解できる間柄だと思っている」と大人の対応で受け流した。一方で「C・ロナウドだけではなく、レアルには多くの偉大な選手がいる」とも話した。
「タイトルを取るには、才能を集めただけでは十分ではない。1つの目標に向かって、ビッグネームたちがチームのために犠牲にならなくてはならない」とカカ。熱烈な歓迎の次には「新銀河系軍団」を司令塔としてまとめるという厳しい任務が待っている。(山本孔一通信員)
[2009年7月2日9時26分 紙面から]
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