<クラブW杯:バルセロナ2-1エストゥディアンテス>◇19日◇決勝◇UAE・アブダビ

 スペインの名門バルセロナが初の世界一に輝き、賞金500万ドル(約4億5000万円)を獲得した。

 バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督(38)は就任2シーズン目での世界一に「単純な言葉では表せない。選手に感謝したい」と話し、歓喜の輪の中で涙を流した。

 91年に20歳の若さで、バルセロナの司令塔を任され、欧州チャンピオンズカップ優勝。だが直後のトヨタ杯では南米王者のサンパウロに敗れ、世界一を逃していた。その後は相次ぐケガや、ドーピング疑惑に巻き込まれ、リベンジの機会を得られないまま35歳で引退していた。

 ようやく訪れた世界一のチャンス。17日準決勝アトランテ戦では、メッシ投入で試合の流れを変えた。決勝でも才能を見込み、今夏にトップに引き上げたペドロが、値千金の同点弾。「タフな試合だったが、とても難しいことを成し遂げた。われわれは勝利に値した」と、最後は会心の笑みを浮かべた。

 [2009年12月21日7時45分

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