MF松井大輔(30)が所属するフランス3部グルノーブルが4日、経営監視委員会から4部降格を言い渡された。昨季は2部で最下位となり3部に降格していた。同委員会から求められていた経営の安定を実現できていないと判断された。規定によりクラブはプロ資格を維持できなくなり、プロ選手を保有できないため、松井は自由な移籍が可能になった。関係者は「クラブの存続の意義を問われる。取締役会で話し合う」と話した。

 一方、松井の移籍先候補の同国1部ディジョンは、日刊スポーツの取材に対し、松井と接触したことを認めた。「コンタクトはあるが、それ以上のことは言えない。グルノーブルの状況を待っている状態だ。ここ数日で動きがあるかもしれない」と広報担当者が話した。(松本愛香通信員)