<セリエA:インテルミラノ2-2カリャリ>◇18日◇ミラノ

 日本代表DF長友佑都(26)が所属するインテルミラノが、ホームで引き分けた。長友は3-4-3システムの左MFとして先発し、途中から4バックの左DFに移ってフル出場。何度も得点機を演出し、存在感を示した。

 インテルは今節で首位ユベントスがラツィオと引き分けており、勝って勝ち点差を縮めておきたいところだった。引き分けで4差は変わらなかったが、長友だけはキラリと光るところを見せた。チーム1点目の起点となった長友は、1-1の後半9分には絶妙の左クロスを上げた。これはフリーのFWミリトがゴール上に外し、幻のアシストとなったものの、存在感を示した。試合後は、審判に抗議して退席処分となったストラマッチョーニ監督の指示でチーム全員がコメントなし。長友も無言でスタジアムを後にした。(波平千種通信員)