ロンドン、ボストン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークの有名都市マラソンで構成されている世界最高峰シリーズの「ワールド・マラソン・メジャーズ(WMM)」に、来年から東京マラソンが加わることが31日、関係者の話で分かった。

 伝統と歴史を誇る海外主要マラソンと肩を並べ、シリーズの一員となることで、世界で注目度が上がることが見込まれる。関係者は「この時期に東京が世界有数のマラソンとして認められたことは、2020年東京五輪招致にも大きな弾みになる」と歓迎している。

 06年に結成されたWMMは、2シーズンにまたがる対象レース(五輪と世界選手権を含む)の成績を得点化し、男女の勝者に賞金各50万ドル(約4000万円)を贈るというマラソン版のグランドスラム。07年に始まった東京マラソンは3万5000人規模で人気が定着し、国際陸連の格付けでもロードレース最高位の「ゴールド」に認定されている。