箱根駅伝(来年1月2、3日)に出場する東海大が17日、平塚市の湘南キャンパスで練習を公開した。昨年は終盤に失速して13位となり目標のシード権を逃したが、今回は平均的にレベルの高い選手をそろえて5位以内が目標。両角速監督(48)は「目指すのは最高の脇役。飛び抜けた選手はいないが、手堅くつないで目標を達成したい」と話した。

 昨年1区を走り、今大会の予選会ではチームトップの9位に入った白吉凌(3年)は「強い選手と競って勝つのはうれしい。大会が楽しみです」と気合十分。今夏の世界ジュニア5000メートルで11位になった川端千都(1年)は「チームで勝つ喜びは大きい。チームの力になりたい」と話した。

 箱根駅伝、マラソンで活躍した瀬古利彦氏(58=DeNA総監督)と父に持つ瀬古天哩主務(てんり、4年)は「箱根を走る姿を父に見てもらうことはできなかったけれど、チームの結果が恩返し。最低でもシード権はとって、後輩たちへの置きみやげにしたい」と話していた。