日本スケート連盟は23日、来年2月に行われるソチ五輪フィギュアスケートの日本代表を発表した。

 女子は今季のGPファイナルを制した浅田真央(23=中京大、2度目)、今季の全日本選手権で初優勝を飾った鈴木明子(28=邦和スポーツランド、2度目)、同2位の村上佳菜子(19=中京大、初)が選出された。

 女子シングルのソチ五輪金メダル争いは、浅田が国際舞台で3戦3勝。得点でもミスがありながら3戦連続で合計200点超え。フリーの3回転半が成功すれば上積みを見込める。対抗できるのは金妍児(韓国)か。今季トップレベルの国際大会の出場はないが、ケガが癒えて臨んだ12月上旬のゴールデンスピン(クロアチア)では、転倒がありながら合計204・49点。ISU公認記録ではないが、均衡する実力を証明した。

 その2強対決に割って入る可能性の第1候補は、地元ロシア期待の15歳リプニツカヤ。年齢から想像できない高い表現力も持ち、今季GPシリーズ連勝、ファイナルでは浅田に次ぐ2位。同3位で194・37点の自己ベストを持つ米国のワグナーが第2候補になる。