<柔道:世界選手権>◇第2日◇27日◇リオデジャネイロ◇男女各1階級

 男子66キロ級でロンドン五輪銅メダルの海老沼匡(パーク24)は決勝でアザマト・ムカノフ(カザフスタン)から大内刈りで一本を奪い、6試合全て一本勝ちで2連覇を達成した。同級の福岡政章(ALSOK)、女子52キロ級で初出場の橋本優貴(コマツ)は銅メダルを獲得した。

 23歳の海老沼は切れ味鋭い投げ技を中心に勝ち抜いた。男子は60キロ級の高藤直寿(東海大)に続く優勝。初の金メダルゼロと惨敗したロンドン五輪からの復活へ、最高の序盤戦となった。世界選手権で日本男子が軽量2階級を制覇するのは、60キロ級の園田隆二、65キロ級の中村行成が勝った1993年大会以来。

 29歳の福岡は準々決勝でムカノフに一本負けしたが、敗者復活戦から2試合を勝った。24歳の橋本は準決勝でマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)に敗れた後、3位決定戦を制した。52キロ級で優勝を逃すのは2007年以来で4大会ぶり。