女子の伊藤美誠(14=スターツ)は準決勝で平野早矢香(30=ミキハウス)に1-3で敗れ、3位となった。

 「サーブやレシーブからの細かい展開から、攻めていくことを試した。それはできたと思う。平野さんにも、前は手の届かない感じだったけれど、少しは自分の展開に持っていけたかなと思います」。昨年の初対戦では2ゲームを奪われると、集中力が切れてストレート負けしたが、今対戦では第3ゲームを7-10から、逆転で奪う成長も示した。

 先月中旬から続いた欧州遠征では、ワールドツアーのドイツオープンでは女子シングルス史上最年少優勝。スペインオープンでは平野美宇(14=JOCエリートアカデミー)と組む女子ダブルスで準優勝した。ジュニアサーキットのベルギー大会でも優勝し、7日に帰国したばかり。報道陣から疲労感を問われると「体の痛みはないです。でも、今日起きたら声が出なかったのでビックリした。乾燥していたんだと思う。風邪ではないと思うんですけれど…。声変わりはしていません、ヘヘヘ」と笑顔を見せた。