体操の世界選手権(10~11月・英グラスゴー)代表2次選考会を兼ねて個人総合で争う全日本選手権は24日、東京・国立代々木競技場で開幕する。

 23日の記者会見で、史上最多の8連覇を狙う男子の内村航平(コナミスポーツク)は「自分の演技を出すことだけに集中したい」と意気込んだ。

 既に代表に決まっている内村はDスコア(演技価値点)を、昨季のものから6種目合計で0・5点上げた構成で臨む。跳馬で挑む高難度の「リ・シャオペン」は「絶対成功させて、達成感を楽しみにしている」と意欲を見せた。

 昨年の16位から飛躍を期す白井健三(日体大)は「自分なりに満足できる内容ができれば結果はついてくる」と自信をのぞかせ、女子で3連覇を目指す笹田夏実(日体大)は「新しい床(運動の演技)を見てもらいたい」と話した。