世界5位の錦織圭(25=日清食品)が同66位のアンドゥハール(スペイン)に6-4、6-4の1時間34分で勝ち、63回の伝統と格式を誇る欧州の赤土で2連覇を達成した。

 29歳のアンドゥハールは2年前、同じクレーコートを舞台とするマドリードオープン準々決勝では錦織を倒していた。この日はストレートで屈し「2年前よりもずっと安定している。前は時々、集中を欠いてミスをしていたが、今は違う」と成長を認めた。攻める姿勢を貫き、日本のエースを苦しめた。ノーシードながら決勝まで勝ち上がった勢いは見せた。「負けたから、素晴らしい出来だったとは言いたくない。でも非常にいい試合をした」と話した。