1月の全日本選手権混合ダブルスを制した吉村真晴(21=愛知工大)石川佳純(22=全農)組が、日本勢トップをきって登場した。1回戦でジブラト、ガリッチ組(スロベニア)を4-1で退けて好発進すると、2回戦はミノ(エクアドル)ディアス(プエルトリコ)組にストレート勝ちし、順当に3回戦進出を決めた。丹羽孝希(20=明大)平野早矢香(30=ミキハウス)組も、1回戦はチェウ、リ組(シンガポール)、2回戦でブルギス(ラトビア)ニ・シャリン(ルクセンブルク)組に勝った。今日28日には男女シングルス、男女ダブルスの1回戦なども始まる。

 吉村、石川組が好発進した。1回戦は、いきなり4点を先取される苦しいスタートだったが、5連続ポイントで一気に逆転すると波に乗った。2回戦では第2、第3ゲームで開始から6連続得点するなど圧倒した。石川は「初戦は硬かったけれど、2回戦は自分たちのプレーができた。2回戦は85点」と余裕の表情。前回13年パリ大会は3回戦で韓国ペアに敗れただけに、吉村も「2年前に比べれば格段によくなった」と手応えを得た様子だった。