日本水連は12日の常務理事会で、シンクロナイズドスイミングの日本選手権で来年から全種目に男子の出場を認めることを決めた。デュエットは男女が組む混合とし、チームやフリーコンビネーションは男女の構成を問わない。今夏の世界選手権で混合デュエットが初採用されることを受け、本間三和子シンクロ委員長は「男子の育成、強化が狙い」と説明した。

 ことしの日本選手権ではデュエットのフリールーティンに、男子の安部篤史(トゥリトネス水泳部)、女子の足立夢実(国士舘シンクロク)の世界選手権代表ペアが出場した。

 国際水連が例年、短水路(25メートルプール)で開催してきた競泳のワールドカップ(W杯)をことしは長水路(50メートルプール)で実施すると決めたため、第6戦の東京大会(10月28、29日)を兼ねる予定だった短水路日本選手権の中止も決めた。