渡部香生子(18=JSS立石)が2分22秒13で100メートルに続く2冠を獲得した。大会後は世界選手権(7~8月、ロシア)代表選手団壮行会が行われた。

 貫禄の2冠だった。渡部は残り20メートルで、日本記録保持者の金藤に並ばれかけたが焦らない。「落ち着いて泳いだ」と最後は突き放してゴール。「この種目では日本人に負けたくない」とエースの意地をみせつけた。100メートルに続く2冠。4冠を獲得した先月の日本選手権に続き、好調を持続する。3年前のロンドン五輪の最年少代表も今は早大1年生。年齢とともに実力もつけ、日本だけでなく世界のトップレベルに成長した。本命の200メートル平泳ぎは今季世界ランク1位で、昨季も2位。夏の世界選手権には堂々の金メダル候補として乗り込む。優勝インタビューでは「日本記録で必ずメダルを持って帰る」と自信に満ちた顔で宣言した。