女子高飛び込みで、7月の世界選手権(ロシア)代表の板橋美波(15=JSS宝塚)が日本女子初の400点超えとなる404・20点を出し、3メートル板飛び込みに続き2冠に輝いた。

 4本目に、世界女子では唯一の武器となる「前宙返り4回半抱え込み」を成功させ、96・2点の高得点を獲得。日本女子初の400点超えにつなげた。板橋は「夢かなと思った。泣きそうになった」と感無量の表情で言った。

 2年前の前回世界選手権金メダルの得点は392・15点。馬淵崇英コーチは「まさか400点を超えるとは。400点出せばメダルを取れると頑張ってきた」と驚きを隠せない。15歳。5年後の東京五輪金メダル獲得を目標だったが、来年のリオデジャネイロ五輪でのメダル獲得も夢ではなくなってきた。まずは7月の世界選手権で確実にメダルを狙う。