まったり厳禁!? 柔道の女子日本代表が11日、世界選手権(8月、カザフスタン)に向けた都内での強化合宿を公開。南條充寿監督(43)は「自分たちの攻撃柔道を貫くために、『まったり』していてはダメです」と選手に意識改革を促した。

 世界ランク上位16人で争われた5月のマスターズ大会では、金メダルは1階級のみ。日本勢の11の敗戦のうち、9が先に指導を取られて逃げ切られた。試合時間が4分間に短縮され、世界の潮流は「先行逃げ切り型」。乱取りの本数が多く、試合の入りが比較的ゆったりしている慣習がある日本は、対策を模索している。同監督は「負けたくない気持ちがあればできる」と訴えた。