世界ランキング4位の日本は同19位のケニアに3-0でストレート勝ちし、通算3勝1敗の勝ち点10で2位を守った。

 サーブでケニアを寄せつけなかった。試合を通してサーブポイントは10にのぼった。直接得点にならないサーブも相手のレシーブを崩し、攻撃が自慢の相手を封じた。真鍋政義監督は「サーブがとてもよかった。正面でなく前後左右、ネットすれすれを常に狙うように言っている」と満足そうに話した。ケニアを率いたルンガホ監督も「我々はレシーブがよくなかった。日本の攻撃にやられた」と認めた。

 手放しで喜んでいる暇はない。試合後の選手たちが見せた笑顔には、そんな感情も入り交じった。今大会で16年リオデジャネイロ五輪への切符を手にできるのは上位わずか2カ国。日本は最終ラウンド(名古屋)で、世界ランク1位の米国、同3位の中国との連戦がある。序盤での取りこぼしは許されない状況だ。

 27日には同6位のドミニカ共和国と対戦する。真鍋監督は「ロシア戦(23日、2-3で敗戦)に続いて非常に大事な試合。総力戦になる」と気合を入れた。