競泳の北島康介(33=日本コカ・コーラ)が吉兆の地で5大会連続五輪出場への下地を作る。

 27日、萩野公介(21)らとともに高地合宿先のスペイン・グラナダへ、成田空港から出発。同地は03年世界選手権、04年アテネ五輪で2冠を達成した縁起の良い場所。同地での合宿は11年ぶりになるが「水泳に集中できる。死なない程度に頑張ります」と五輪代表選考会を兼ねた来年4月の日本選手権へのステップにする決意だ。平井伯昌コーチ(52)も「(世界選手権金メダルの)ピーティらに対して恥ずかしくない記録を出させてやりたい。派遣標準記録より上を狙わせたい」と期待を込めた。