8月に開幕するリオデジャネイロ五輪のセーリングやトライアスロン、水泳のオープンウオーターが実施されるグアナバラ湾の海岸に大量の魚の死骸が打ち上げられ、水質汚染問題が再びクローズアップされている。

 ロイター通信が13日、報じた。

 リオ州の環境当局は、水面にごみが浮かんでいる以外には異常は見つかっていないとしている。今後、水質調査を行った上で数日中に結果を発表する。打ち上げられた死骸はイワシの一種で、値段が安いために漁船から投棄された可能性もあるという。

 大会組織委員会は五輪までに、湾に流入する汚水の80%を削減すると約束したが、目標達成のめどは立っていない。昨年には、AP通信が独自調査で深刻な水質汚染の実態を報道するなど、懸念が広がっている。