春の風物詩となっている伝統のボートレースが行われ、メインの対校エイト(3750メートル)は早大がレース半ばで沈没し、15分44秒35でこぎ抜けた慶大が5連覇を果たした。通算成績は慶大の40勝44敗、同着1。

 強風で川が荒れ、早大は序盤から波をかぶって徐々に失速し、レース続行が不可能となった。慶大は終盤に何度かこぐのをやめて水をかき出し、ゴールにたどり着いた。

 慶大の中田幸太郎主将は「全員でこぎ切れたことを誇りに感じる」と話し、早大の是沢祐輔主将は「力を出し切れずに負けてしまったので何とも言えない」と肩を落とした。

 過去には慶大が沈没して早大が勝った例がある。