プレーで最も感動を与えた選手に与えられる「MIP」には、敗れた琉球から喜多川が選ばれた。

 大一番で、正確な外角シュートで両軍最多の16点を稼いだ30歳のベテランは「こんなに多くのファンの前でプレーできて幸せ」と感慨深げだった。

 かつては旧NBLの強豪アイシン(現三河)に在籍したが、出場機会は多くなく、琉球へ移籍した苦労人。

 新リーグには「一つになることを前から望んでいた。もっとバスケット界の発展につながるよう選手が頑張らないといけない」と決意を新たにした。