女子は昨年の全日本選手権2位でショートプログラム(SP)首位の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)がフリー1位の124・46点、合計178・04点で優勝し「安心する演技ができて良かった」と笑みを浮かべた。

 この日はミスも出たが、ルッツ-トーループの2連続3回転ジャンプを決めるなどまずまずの出来。グランプリ(GP)シリーズデビューとなる11日開幕のフランス杯へ「緊張もするが、楽しみな気持ちの方が大きい」と胸を高鳴らせた。

 昨季はGPファイナルに進出した村上大介(陽進堂)はSP16位で迎えた男子フリーを右足甲のけがのため棄権した。今大会は12月の全日本選手権の選考会も兼ねており、日本スケート連盟の小林芳子強化部長によると、これで村上の全日本出場はなくなった。