リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華(26)松友美佐紀(24=ともに日本ユニシス)組が2年連続5度目の優勝を飾った。

 米元小春(25)田中志穂(24=ともに北都銀行)組に第1ゲームを奪われたが、第2、3ゲームを連取し、2-1と逆転で制した。

 第2ゲーム以降、特に第3ゲームは金メダリストの貫禄を見せた。5-5から5連続得点で引き離す。最後は松友が決めて21-14と圧倒した。約2000人が埋まった会場。松友は「たくさんの方の“タカマツペア頑張れ”との声が聞こえた。うれしく、心強かった」と歓声に応えた。

 五輪金メダリストとして日本一は当たり前。2週間後に迫る世界最高峰スーパーシリーズファイナル(14日開幕、ドバイ)制覇を見据える。高橋は「最後は自分たちの形で勝てた。ファイナルは優勝したい」と世界の高みだけを見た。