リオデジャネイロ五輪銀メダルの太田が日体大の後輩、文田に不覚を喫した。

 立ち技で圧力をかけて7-4とリードしていたが、残り1分を切って反り投げなどを受けて失点し、逆転を許した。敗戦後は「悔しい」と険しい表情だったが「東京五輪に向けて、いい刺激をもらった」と前を向いた。

 21歳の文田は、6月の国際大会に続いて「憧れの存在」という太田に連勝し、ライバルとして名乗りを上げた。来年6月の全日本選抜選手権での再戦をにらんで「次も勝って、自分が世界選手権(8月・パリ)に行く」と意気込んだ。