前日14日にW杯初制覇した伊藤有希(22=土屋ホーム)が2位に入り、今季5度目の表彰台に立った。1回目に97メートルで2位につけ、2回目も96・5メートルと安定した飛距離で順位を守った。18日は父で全日本スキー連盟の克彦ジュニアコーチの50回目の誕生日。3日早いプレゼントとなった。「結果がプレゼントになればいいですね。2回ともにタイミングを外したし、2回目は(着地で足を前後する)テレマークも入らなかった。悔しい」と納得はしていない。

 レジェンドパワーでさらなる高みへと向かう。前日、所属先で監督も務める葛西から無料通信アプリLINE(ライン)で「おめでとう」と伝えられ「ずっと憧れの選手。『これからもいろいろ教えてください』と返信した」。大会にはテレビ中継のゲストとして日本ハムの栗山監督が来場。大会後、対面して握手を交わした。「日本一パワーをいただいた」と、2人の偉大な力を受け、世界の頂を目指す。