エース高梨沙羅(20=クラレ)が、節目のW杯50勝を逃した。1回目は99・5メートルで3位、2回目は94・5メートルをマークし226・2点。優勝した伊藤有希に0・8点届かず2位に終わって、日本開催だった4試合連続で勝利なしとなった。

 競技を終えた高梨は「1本目はテレマークを入れられず、2本目に入れることができて良かったけど、自分をもうひとつ見つけ出すことができなかった。見守ってくれたお客さんに自分のジャンプを見せられず残念です。レベルの高い試合の中で、表彰台に上がることができたことは、自分の中でも少し自信につながった。(50勝へ向けて)目指すところはそこだったが、日本(開催)で達成できなくて残念。試合が続いていくが、そこで50勝を迎えられるように頑張っていきたい」と話した。

 高梨は1月8日のオーベルストドルフ大会で今季5勝目、通算49勝目をマーク。14日からの札幌2連戦と20日からの蔵王2連戦で節目の勝利を目指したが、達成は持ち越しとなった。