世界70位の西岡良仁(21=ミキハウス)が金星で3回戦に進出だ。身長211センチ、世界最多1万本以上のサービスエースを誇る同21位のカロビッチ(クロアチア)を6-4、6-3のストレートで下した。「途中から相手の(サーブの)スピードやコースにもなれてきた」。

 第1セットは相手に7本のブレークポイントを握られたが、ことごとく死守。逆に4オールから初めて握ったブレークチャンスで、見事に相手のサービスゲームを破り、6-4で先取した。第2セットは、1度もブレークポイントを与えず。結局、自分のサービスゲームをすべてキープ。身長で41センチも低い西岡が、ストレートで第20シードの巨人を倒した。

 西岡は、この勝利で自己最高の世界60位台に浮上する。3回戦では、同14位のベルディハ(チェコ)と同166位のフラタンジェロ(米国)の勝者と対戦する。

 今大会は、今季初のマスターズ大会。世界5位の錦織圭(日清食品)は12日(日本時間13日)の2回戦から出場予定だ。