フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで初出場初優勝を果たした女子の紀平梨花(16=関大KFSC)が9日(日本時間10日)、カナダ・バンクーバーの会場でエキシビション前に思いを語った。

ショートプログラム(SP)では世界最高得点をマークし、フリーもトップで完全優勝。一夜明けて「疲れもあるけれど、1位は本当にうれしい」と笑顔を見せた。22年北京五輪での金メダルを目標に掲げているが、現在の立ち位置は「10%ぐらい。まだまだなので」と浮かれた様子はない。

次戦は全日本選手権(12月21日開幕、大阪・東和薬品ラクタブドーム)となり、こちらも初優勝が懸かる。「どの試合でも自分のやることに集中したい」と気持ちを緩めることなく、次の目標に向かう。