<フィギュアスケート:世界選手権>◇20日◇女子フリー◇スウェーデン・イエーテボリ

 浅田真央(17=中京大中京高)が合計得点185・56点で逆転初優勝を飾った。

 浅田は日本選手として5人目の世界女王。昨年の安藤美姫(トヨタ自動車)に続いて2年連続で日本勢が世界王者となった。

 前日のSPで2位だった浅田は、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は失敗したが、その後のジャンプをすべて決め、SP1位のカロリナ・コストナー(イタリア)を上回った。

 ジュニア時代から「天才少女」と言われた浅田は、シニアにデビューした2シーズン前にグランプリ・ファイナルを制覇。06年トリノ五輪は年齢制限で出場できなかったが、昨年の世界選手権で2位になり、2度目の挑戦で頂点に立った。「すごくうれしいし、すごくいい思い出になった。(最初の3回転半ジャンプで)転んだときは何も考えられなかったが、その後に挽回(ばんかい)しようと思ったことがよかった」と笑顔で話した。