バスケットボール男子の名門、秋田の能代工高を率いた加藤三彦氏(45)が1日、国内トップの日本リーグに来季加わるリンク栃木の監督就任の記者会見を東京都内で開いた。契約期間の3年で「1番になることが目標。ほしい選手の1番手に田臥勇太を挙げた」と、米プロリーグのNBAを経験した教え子の獲得にも意欲を述べた。

 高校指導者がいきなりトップリーグに挑戦するのは異例といえる。堅守と速攻を掲げて能代工高で幾多の全国優勝を果たした新監督は、より高度な戦術の必要性を認め「僕が一番勉強しなければ厳しい。選手の意欲を引き出したい」と積極的に対話する考えも示した。

 昨季の日本リーグ2部を制したリンク栃木の山谷拓志社長は、bjリーグに移るオーエスジーの選手らを対象に補強を進めているという。