北京五輪柔道男子100キロ超級金メダルの石井慧(国士舘大)、同66キロ級金メダルの内柴正人(旭化成)、シンクロナイズドスイミングのチーム5位の川嶋奈緒子(アクラブ調布)の3人が25日、母校国士舘高の五輪報告会に出席した。中学、高校の後輩たちを前に内柴は「この場に鈴木(桂治)がいないのが悔しい。でも、この金メダルが取れたのも、鈴木と一緒に苦しい思いをしてきたから」と話し、北京五輪でメダルを逃した100キロ級代表で同高OBの鈴木桂治(平成管財)への思いを言葉にした。

 一方で石井は「北京で優勝できたのは皆さんの応援のおかげではなく、自分の才能のおかげ。これからの目標は地球温暖化を止めること。皆さんもネクタイを取ってクールビズをしましょう」と相変わらずのトークで爆笑を誘っていた。