シドニー、アテネ両五輪のソフトボール女子日本代表監督を務めた宇津木妙子氏(55)が、2012年ロンドン五輪で実施競技から外れたソフトボールの復帰活動で、3月下旬にアフリカのガンビアを訪問することが26日、分かった。東京都が立候補した16年夏季五輪の招致支援としても期待されている。

 関係者によると、今回の訪問は学校教育や女性スポーツの発展を目的に、ソフトボールの普及を図るガンビアから依頼があった。ガンビア・オリンピック委員会のアレン副会長は女性で、国際オリンピック委員会(IOC)委員も務める。

 日本リーグのルネサス高崎の総監督を退任し、普及活動を本格化させた宇津木氏は3月19日から約1週間の滞在で講習会などを開く予定で「アフリカや欧州での普及活動が五輪復帰の道につながればいい」と話した。