ノルディックスキー・ジャンプで来季のバンクーバー冬季五輪での活躍が期待される若手有望選手の伊東大貴(23)と伊藤謙司郎(19)の新しい所属が、岡部孝信らがいる強豪チームの雪印に決まった。27日、雪印が4月に2人が入社すると発表した。31日に札幌市内で記者会見する。

 2月に世界選手権のジャンプ団体で2大会連続銅メダルを獲得した伊東は、スキー部の活動費を減らした土屋ホームを、伊藤とともに昨年限りで退社した。その後暫定的に札幌市内のスポーツ用品店のサッポロスキッドを所属先とし、日立製作所などの支援を受けて活動した。しかし、不況の影響でスキー部を新設して受け入れる企業を見つけられず、最終的に雪印移籍を望んだ。

 伊藤は伊東らとともに2006年トリノ五輪代表になった。