バスケットボールの全日本総合選手権は来年1月1日に開幕し、男女各32チームがトーナメント戦で争う。決勝は女子が10日、男子が11日に東京・国立代々木競技場で実施。男女ともトップリーグの上位勢が優勝争いの中心で、女子はトヨタ自動車、男子はアイシンが一歩リードしている。

 初優勝を狙う女子のトヨタ自動車はWリーグで17勝3敗の首位。富士通から移籍の矢野が得点源として機能し、スピードのある桜田、好守の久手堅が脇を固めてバランスがいい。決勝まで進むのは難しくないだろう。

 大神、吉田の日本代表ガードを擁するJOMOは逆のブロック。諏訪、間宮らインサイドの出来が2連覇への鍵となりそうだ。順当なら三谷、名木のフォワード陣が強力な富士通と準決勝で激突する。191センチの渡嘉敷を擁し、高校3冠を達成した桜花学園高(愛知)も楽しみだ。

 男子で日本リーグ首位のアイシンはゴール下を固める桜木、竹内を中心に3連覇を狙う。同2位のパナソニックとぶつかるであろう準決勝がヤマ場か。堅守と高確率の外角シュートで好調の東芝、川村が爆発的な得点力を誇るリンク栃木もチャンスはある。学生王者の日大は1つ勝てば、3回戦で北海道に挑戦する。(共同)