<競泳:W杯東京大会>◇最終日◇21日◇東京・辰巳国際水泳場

 萩原智子(30=山梨学院大職)が女子個人メドレー100メートルで59秒94の短水路日本記録をマークして優勝した。バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、そして最後の自由形で逆転した。前日の自由形50メートルに続く、短水路日本記録だ。「ビックリしています。想定外です。久々に4種目を泳いだんですけど、すごく楽しいですね」と笑顔を見せた。

 昨年、5年ぶりに現役復帰したが、結果を残せずにいた。「甘くないとは分かっていたけど、思ったようには勝てなかった。結婚して、家庭もあるのに、このままやっていていいのかなとも思いました」と振り返った。今夏の米国合宿、中国・昆明合宿を経て、次第に自分の泳ぎができるようになった。「若いときは周囲の期待がすごかったけど、今は自分のために気楽にスタート台に乗れています。アジア大会でも結果を出せるように頑張ります」と話していた。