来年7月27日に開幕するロンドン五輪まであと1年となった27日、ロンドン東部にあるメーン会場の五輪公園で完成したばかりの水泳センターが公開されるなど、市内でさまざまな記念イベントが行われた。

 波のような形状の屋根が特徴の水泳センターでは国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長やジョンソン市長らの前で、地元水泳クラブの若者が「初泳ぎ」し、英国のシンクロナイズドスイミング選手が演技を披露した。ロゲ会長は「これまでたくさんの会場を見てきたが、すべてにおいて素晴らしい傑作だ。スタンドからの眺めは見事だった」と絶賛した。

 欧州大陸と英国を結ぶ高速鉄道「ユーロスター」が発着し、陸の玄関口となるセントパンクラス駅で開かれた式典では大会組織委員会のコー会長が、列車で到着したフランスの元選手らを出迎えた。同会長は「この素晴らしい日をともに祝えることをうれしく思う」とあいさつした。