<テニス:全米オープン>◇2日目◇30日◇ニューヨーク・ナショナルテニスセンター

 全米16年ぶりの勝利はならなかったがクルム伊達公子(40=エステティックTBC)は「勝てるに越したことはないが、できる限りのことをして、きょうここまでやったので」と満足そうだった。2週前のツアー大会中に負った左手の骨折は完治していない。その中で2セット続けてタイブレークまで競り合ったことは収穫だった。今季はウィンブルドンで4大大会15年ぶりの勝利を挙げたが「(4大大会で)勝つことはすごく難しい」と、あらためて振り返った。

 9月下旬には東京で東レ・パンパシフィック・オープンが開催される。左手の状況については「数日テニスをしなければ、回復の方向にいくレベルかなと思っている」と影響はなさそうだ。