<レスリング:世界選手権>◇6日目◇17日◇トルコ・イスタンブール

 男子フリースタイル3階級を行い、60キロ級で2008年北京五輪銅メダルの湯元健一(26=ALSOK)が3位決定戦でディディエ・パイス(フランス)に2-0で勝って銅メダルを獲得し、ロンドン五輪出場枠を獲得した。男子の出場枠獲得は初めて。湯元健は12月の全日本選手権で優勝すれば、五輪代表に決まる。

 湯元健は3回戦で北京五輪銀メダルのワシル・フェドルイシン(ウクライナ)に2-0で勝ったが、準々決勝で世界選手権3連覇を狙うベシク・クドゥホフ(ロシア)に0-2で敗れた。敗者復活戦ではベネズエラ選手に快勝した。

 84キロ級の松本真也(警視庁)は3回戦でアイルランド選手に2-1で勝ったが、準々決勝でロシア選手に0-2で敗れ、敗者復活戦にも回れなかった。96キロ級の磯川孝生(徳山大職)は初戦の2回戦で南アフリカ選手に1-2で敗退した。