<ラグビー・トップリーグ:ヤマハ発動機16-16神戸製鋼>◇第12節◇29日◇ホームズスタジアム神戸

 ヤマハ発動機が幸運で勝ち点2をつかんだ。試合終了のホーンが鳴ったところで、フランカーのフォラウ愛世(まなせ=30)がハンドの反則をとられPGを献上。ゴール正面と絶体絶命だったが、神戸製鋼CTB山本大介(29)が左へ外しノーサイドとなった。清宮克幸監督(44)も「全然想像していなかった」という結末。順位は8位のままで、自力での日本選手権ワイルドカードトーナメント進出には、次週の最終節ホンダ戦(ヤマハスタジアム)で勝利が必要なことにも変わりはない。それでも、連敗を3で止めて迎えられることは大きい。指揮官も「次への課題が少なく、ここから反転していけるにおいを感じた」と、日本選手権まで見据えた手応えを感じていた。