国際オリンピック委員会(IOC)の古参委員の1人で、各国オリンピック委員会連合(ANOC)会長として国際スポーツ界に強い影響力を行使したマリオ・バスケス・ラーニャ氏(メキシコ)が15日、IOC理事と同委員、さらにANOC会長を辞任すると発表した。

 同氏は1979年にANOCを創設して会長に就任。IOC委員はことし末で80歳の定年を迎えるが、任期が14年まであるANOC会長として特例でIOC理事にとどまることを画策し、強い反発を受けていた。