ロンドン五輪の馬場馬術代表に決まった71歳の法華津寛(アバロン・ヒルサイドファーム)が12日、東京都内で記者会見し「今でも少しずつ自分がうまくなっていると感じられる。下手になったと感じたらすぐにやめますよ」と話し、3度目の五輪に向けて旺盛な意欲をのぞかせた。

 ドイツ在住の法華津は23歳で出場した1964年東京五輪の障害飛越40位。67歳で出場した2008年北京五輪の馬場馬術では団体9位、個人34位だった。大勢の報道陣を前に「年を取っていてよかったなと思っている」と苦笑しきりだった。

 今回の五輪出場で自らの日本選手最年長出場記録を更新する。「決まったときは非常にうれしかった。(31位だった10年の)世界選手権よりいい成績を収めたい」と意気込みを語った。