日本トライアスロン連合は18日、中国での反日デモ拡大を受け、山東省威海で23日に行われるロングディスタンスのアジア選手権に出場予定だった9選手とコーチらの派遣を中止すると発表した。大塚真一郎専務理事は「今月の中国での大会では水をかけられた選手もいた。安全性を確保できない」と理由を説明した。

 日本スケート連盟の橋本聖子会長は、11月上旬に上海で開催されるフィギュアのグランプリシリーズ第3戦、中国杯について「今の状況では選手を送り込めない」と話し、派遣を見送る可能性を示唆した。中国杯には女子の浅田真央(中京大)と安藤美姫(トヨタ自動車)の両選手や男子の高橋大輔選手(関大大学院)らが出場を予定している。