欧州遠征でルーマニア、グルジアを破ったラグビーの日本代表が27日、成田空港に帰国した。遠征前まで欧州でのテストマッチ(キャップ対象試合)で欧州のチームに25連敗だっただけに、主将の広瀬俊朗(東芝)は「目標の2勝ができて良かった。成長を実感できた」と手応えを語った。

 SH田中史朗に続き、世界最高峰リーグ、南半球のスーパーラグビー入りが決まったフッカーの堀江翔太(ともにパナソニック)は「チームとして1試合ごとに成長した」と評価し、自身のスーパーラグビー挑戦については「夢に手が届いた」と喜んだ。

 グルジア戦でFWでは日本歴代最多となる63キャップ目を獲得したロック大野均(東芝)は「欧州で勝てたのは個人的にもうれしい。自信になった」と笑顔だった。