全日本柔道連盟(全柔連)の上村春樹会長は30日、東京都文京区の講道館で記者会見し、暴力とパワーハラスメントで女子代表選手らから告発された園田隆二代表監督について、本人が反省しているため留任させると明言した。

 同会長は「本人は勝たせたいという思いから、ついついやってしまった。今後はいかにコーチと選手の信頼関係を築くかが大事だ」と述べ、日本オリンピック委員会(JOC)に告発文を出した15選手の名前については知らないとした。

 JOCも東京都渋谷区の岸記念体育会館で市原則之専務理事が記者会見し「全柔連に選手へのヒアリングを要望した。慎重に問題を解決したい」と話した。