バスケットボール部主将が顧問(懲戒免職)の体罰を受けた後に自殺した大阪市立桜宮高で15日、バレーボール女子日本代表元監督で大阪市教育委員会の柳本晶一顧問が講演し、「褒めて伸ばすことが大切」などと語った。

 同校のある大阪市都島区が、スポーツ指導の在り方や地元を支える人材育成をテーマに柳本さんに講演を依頼。会場には高校生や保護者ら約280人が集まった。

 柳本顧問は自身の監督経験から、具体的な目標をチームが共有することや、多様な性格、経験を持つ選手を生かす配置を考えることの重要性を強調。監督の役割については「成長のスピードが違う一人一人が成長する瞬間を見逃さず、褒めて伸ばしてあげることが大切だ」と訴えた。