スピードスケートの女子短距離陣エース小平奈緒(27=相沢病院)が10月31日、成田空港からW杯開幕戦が開催されるカルガリーに向けて出発した。

 前週の全日本距離別選手権では500、1000メートルで圧勝し、5年連続の2冠に輝いた。一方で男子1000メートルでは練習パートナーの山中大地(23=電算)が初優勝し、W杯出場権を獲得。練習パートナーとともに、ソチ五輪出場が現実味を帯びてきた。「彼にもチャンスはある。でも世界はそんなに甘くない。スキを作らずにいってほしい」と、同時出場のため、後輩に厳しいエールを送った。W杯は11月8日から開幕する。