短水路(25メートルプール)で争う競泳の日本選手権(15、16日・東京辰巳国際水泳場)の前日練習が14日に行われ、男子400メートル個人メドレーで短水路世界記録の更新を狙う萩野公介(東洋大)は「狙って達成できるかどうかが重要になる」と意気込んだ。世界記録はライアン・ロクテ(米国)が持つ3分55秒50。

 1月の記録会で瀬戸大也(JSS毛呂山)が保持していた短水路日本記録を2秒36も縮める3分56秒48をマークした萩野は、記録更新の鍵に「背泳ぎのラップを上げることと、自由形で粘れるかどうか」を挙げた。平井伯昌コーチは「狙って記録を出すということを繰り返し、大きな重圧がかかる状況で力を発揮できるようになってほしい。調子はいい。純粋に楽しみ」と期待を寄せた。

 萩野は200メートル自由形と100メートルバタフライにも出場し、いずれも短水路日本新を目指す。